不動産 豆知識

退去立会いで提示された請求書はぼったくり!サインはダメ

相談者
相談者
退去立会いでだしてくる請求書の内容がぼったくりだとどうして判断できるのでしょうか?
たすけ隊
たすけ隊
入居者が負担する適正な金額を数十分で提示することがほぼ出来ないからです。
このページで分かること
  • 退去立会いで金額が適正じゃない理由がわかる
  • 退去立会いでサインしない対策がわかる
  • 退去立会いでサインをした場合がわかる

入居時の写真と比較しないとぼったくり

相談者
相談者
最初からあった傷です。
相手側
相手側
最初にこのような傷はありませんでした

など、意見がぶつかった時にお互いに入居時の写真がないのであればどちらが本当なのか判断することは出来ません。

これはたすけ隊でも家主でも弁護士でも裁判官でも一緒です。

分からないから「多分」「可能性がある」という判断しかできずに

たすけ隊
たすけ隊
5:5でどちらも妥協しませんか?

となりがちです。そのような裁判官でもわからない内容を退去時に管理会社が正確な金額を出すことは出来ず、ここで請求してくることは

相手側
相手側
入居時の状況など関係なく、貸主負担も含めて次の入居者を募集するために必要な金額を入居者に請求する

状態で貸主側への負担も含めて請求しています。この場合、入居者が知識がなくて負担してくれたらラッキーというぼったくり内容で最初からキチンとした請求をする気がないです。

通常損耗など、入居者が負担しなくて良い部分までまるごと請求してくる一番悪質なタイプのぼったくりです。

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契約書を確認しないとぼったくり

契約書の特約には負担する範囲が記載されています。

たすけ隊
たすけ隊
畳代は入居者負担

というような内容ですが、退去立会いで、契約書に記載が無い内容などの確認もせずに

相手側
相手側
畳の損耗が激しいので入居者負担になります。
相手側
相手側
クリーニングが○○円かかりますね。

という発言があったらぼったくりです。畳・鍵交換代・ハウスクリーニングなど次の入居者を募集するための内容などは特約で記載が必要ですが、確認もせずに感覚で請求してくる時点で注意が必要です。

注意するポイント
  • 退去立会いに契約書を持ってきていない
  • 内容を確認していない
  • 確認せずに負担する金額などを提示してくる

相手側
相手側
契約書は関係なく、貸主負担も含めて次の入居者を募集するために必要な金額を入居者に請求する

状態で貸主側への負担も含めて請求しています。この場合、入居者が知識がなくて負担してくれたらラッキーというぼったくり内容で最初からキチンとした請求をする気がないです。

入居者が立会いに契約書を持っていない場合に多いタイプのぼったくりです。

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減価償却しないとぼったくり

契約書に記載している負担とは別で自分で壊したり傷をつけた場合の負担する範囲を通常損耗を超える範囲や特別損耗と表現する事があります。意味としては、

「普通の生活ではつかない傷や汚れ」

例えると、壁に穴を開けたり子供の落書きなどのことです。

このような入居して生活をした後に発生した傷よごれは入居者が負担しないといけないのですが、全額を負担する必要はありません。

たすけ隊
たすけ隊
弁償をするにしても家賃をいつも払っているし、古くなっているから古くなった分だけ負担すればいいよ

という内容で減価償却といいます。

減価償却の例

子供が落書きをして退去します。

新築から3年間住んでいました。

クロスの減価償却は6年で1円

クロス張替え費用50%が入居者負担、50%が貸主負担

きちんと計算をするならクロスや電気設備・水回りなど自分が壊したり傷をつけた範囲の新品からの年数を調べて見積もりを取る必要があります。その場で確認もせずに請求することは、

相手側
相手側
単価や㎡、減価償却などめんどくさいから貸主負担も含めて次の入居者を募集するために必要な金額を入居者に請求する

状態で貸主側への負担も含めて請求しています。この場合、入居者が知識がなくて負担してくれたらラッキーというぼったくり内容で最初からキチンとした請求をする気がないです。

知識が無いだろうと馬鹿にして請求してくるタイプのぼったくりです。

貸主に確認しないとぼったくり

これまでの理由に記載している「貸主の負担分を入居者に請求している」という内容も退去立会いで請求がぼったくりという内容の理由のひとつになります。

本来の退去費用の計算方法
  1. 入居時の写真と退去時の状況の比較
  2. 契約書の特約の確認
  3. 入居時からなかった傷で特約に書かれていない内容を減価償却で計算
  4. 入居者と貸主の割合を出す

ここの貸主の負担割合の範囲やリフォームをどうするのかを確認せずに進める権利は立会いをした担当にはありません。

次の入居者を募集するためのリフォームで鍵を交換するのかクロスの色を変更するなども確認せずに退去立会いで入居者に請求しているという事は、

相手側
相手側
とりあえず、次の入居者募集するための貸主リフォーム代の一部も入居者から取っておこう。これで貸主負担が浮いたと報告すれば貸主の評価も上がるだろう

など、入居者からぼったくりしたお金を貸主負担のリフォーム代に充てるつもりで最初からキチンとした請求をする気がないです。

退去する入居者はぼったくりをしても良いと考える悪質性が高いタイプのぼったくりです。

退去立会いでサインしないための対策

退去立会いで請求してくる時点でほとんどぼったくりというのはわかりましたがどのように対策したらよいでしょうか?

そもそも立会いをしない

一番良いのは立会いをしないことです。テキトーな理由を言われる事も脅迫されることもふせげるので基本的には立会いをおすすめしていません。

立会いを断れるかどうかは契約書を確認することで判断できますのでご確認ください。

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立会いの対策をする

契約書で立会いをする内容が記載されていたり、立会いをするつもりがある場合には、準備をしてから挑みましょう。

退去立会いの対策
  • 一人で立ち会わない
  • 立会いを録画する
  • その場で判断しない

対策をするだけでぼったくりをしようと思われないようにする効果がありますし、トラブルになった場合には証拠に残すことにもつながります。

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どうしてもサインをさせられたら

相手側
相手側
サインをしないと退去になりません

など、どうしてもサインをしてしまうことも考えられます。そのような時には、用紙に

相談者
相談者
退去費用の請求内容については認めません。退去に同意することのみにサインいたしました。

と記載をしてからサインをしましょう。用紙に金額を認めたというような内容が書かれている時には、

費用について認めた

のように削除しておきましょう。ほとんどの場合、退去のサインをした用紙をもらえないことが多いので必ず写真に撮っておきましょう。

大事なのは、サインは退去したという内容のみで金額などはみとめていないというのが伝わることとその内容を記録に残すということです。

退去はどこで認められる?

退去は鍵を返却して室内に入れない状況だと客観的に判断できれば成立します。

賃貸住宅標準契約書

第11条

乙は、甲に対して少なくとも 30 日前に解約の申入れを行うことにより、本契約を解約することができる。

 

気づかずにサインをしてしまったら?

脅迫されたなどの事実がないのであれば、どんな請求でも認めたと判断され、

相手側
相手側
費用を認めてないのにサインをするのはおかしい
相手側
相手側
サインをしたので撤回は認めません。裁判してください。

という状況になります。内容を確認していなくても知らなくてもご自身がサインをして負担する事を認めてるので支払わなくてはなりません。

次は泣き寝入りにならないように賃貸について知識をつけることをおすすめします。

退去立会いでサインはダメ! まとめ

たすけ隊
たすけ隊
最後に、この記事の要点をまとめておきます
この記事のまとめ
  • 入居時の写真確認しないと通常損耗もぼったくり請求
  • 契約書を確認しないと特約内容もぼったくり請求
  • 減価償却しないと貸主負担分もぼったくり請求
  • 貸主負担の確認をしていないとぼったくり請求
  • 以上から、退去立会いでサインは絶対ダメ!